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せとものフェスタ2025 瀬戸市美術館特別展 第5回 瀬戸・藤四郎トリエンナーレ ―瀬戸の原土を活かして―

 

せとものフェスタ2025 瀬戸市美術館特別展
第5回 瀬戸・藤四郎トリエンナーレ ―瀬戸の原土を活かして―

 瀬戸は千年以上前から現在まで、連綿とやきものづくりが行われており、多種多様な製品を世に送り出してきました。これを可能にしたのが、瀬戸から産出される優秀な木節粘土・蛙目粘土です。これらの粘土は、耐火性や可塑性が高いのに加え、鉄分をほとんど含んでいないため、焼きあがりが白いという大変良質な土です。そのため、各時代の人々の求めに応じたやきものづくりが可能となり、瀬戸は日本を、そして世界を代表するやきもの産地となりました。
 こうした稀有なやきものの歴史を持つ瀬戸では、陶祖800年祭(2012~2015) の開催を契機に3年に1度、やきものづくりの原点に立ち返る機会として、“自ら土を採集し” “自ら採集した土で粘土をつくり” “自らその粘土で制作する” 、同じ素材で競う公募展「瀬戸・藤四郎トリエンナーレ」を開催しています。このトリエンナーレを通じて、多くの方に瀬戸の優れた粘土を知っていただくとともに、世界の陶都であるこの瀬戸に数多くの陶芸家が集い、育ち、交流が生まれ、新たな陶芸文化の創造と伝統技術の継承・発展につながるものと期待しています。
 第5回目を迎えた今回は、全国各地より応募があり、2024年8月末から9月初旬の原土採集を皮切りに約7カ月の間、それぞれの応募者たちは原土から粘土を精製し、作品を作り上げました。そしてこれらの作品は4名の審査員による審査で、入賞・入選作品が選び出され本展で展示される運びとなります。同じ原土から作られた多彩な作品をご覧いただき、瀬戸の原土の可能性を感じていただければと思います。

名  称 せとものフェスタ2025 瀬戸市美術館特別展 第5回 瀬戸・藤四郎トリエンナーレ ―瀬戸の原土を活かして―
会  場 瀬戸市美術館
日  程 2025年04月19日(土) ~ 2025年06月15日(日)
時  間 午前9時から午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
※5月13日(火)、6月10日(火)
料  金 一般:500円(400円)、高大生300円(240円)
※()内は20名以上の団体の場合
※中学生以下、65歳以上、妊婦、障害者手帳(ミライロID可)をお持ちの方は無料
問合せ先 瀬戸市美術館
所在地:愛知県瀬戸市西茨町113-3 瀬戸市文化センター内
電話:0561-84-1093
メールアドレス art@city.seto.lg.jp
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