瀬戸信用金庫アートギャラリー企画展
臼井薫写真展-なつかしい瀬戸の風景-
臼井薫は大正5年(1916)に名古屋市に生まれ、昭和10年(1935)頃から写真家としての活動を始め、終戦後には精力的に活動を行うようになりました。昭和36年(1961)にはスウェーデンより世界の写真家7名に選出されました。
臼井の母親が瀬戸市出身で、更に、弟で俳優の天知茂氏と共に瀬戸で過ごしたこともあり、瀬戸との縁が深い写真家です。臼井は戦後に東海三県の各地を撮影していますが、「その中でも特に瀬戸には愛着を覚え数年通いつめ、山、町、老人、少年少女を問わず写し続けた。」と述べています。
この展示では、写真家臼井薫が撮影した昭和30年代の瀬戸の写真を展示します。この頃の瀬戸では、ノベルティを中心とした輸出用陶磁器や、飲食器、タイル、衛生陶器、硝子等を盛んに生産していました。そして、昭和40年代には瀬戸の窯業はその最盛期を迎えることとなります。
臼井氏の写真をご覧いただくことで、戦後の混乱から復興していく当時の瀬戸に思いを馳せていただければと思います。
※休館日に関しては、HPでもご確認いただけます。
助成:(公財)瀬戸信用金庫地域振興協力基金
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