瀬戸信用金庫アートギャラリー企画展
写真展 鈴木青々・加藤舜陶の表情-伊里一彦撮影による-
本展では、瀬戸で誕生した日本を代表する陶芸家、鈴木青々・加藤舜陶の2名の作家の表情を写真家・伊里一彦によって撮影された写真で紹介します。
鈴木青々(1914-1990)は、愛知県瀬戸市の農家に生まれ、陶器商の店員を経て作陶の世界に入りました。瀬戸の陶芸界をリードした加藤華仙に師事し、日展で特選を受賞し、後に評議員を務めます。また、勲四等瑞宝章を受章するなど名実ともに日本陶芸界を代表する陶芸家です。
加藤舜陶(1916-2005)は、瀬戸の伝統的な流れを汲む陶家に生まれ、若い頃からやきものに携わり、昭和25年に日展で初入選したのを皮切りに、日展内閣総理大臣賞を受賞するなど幾多の輝かしい賞を受賞しました。また、瀬戸の釉薬の伝統技を活かした灰釉系技法で、愛知県指定無形文化財保持者に認定され、紺綬褒章を受章します。
写真を撮影した伊里一彦は、勲六等単光旭日章を受章するなど、中部地区で活躍した写真家です。この地域で活躍する作家のさまざまな表情を捉えるため、被写体となる作家と交流を持ち長い時間を共にすることで、「瞬間の表情」をカメラに収めてきました。
本展では、伊里一彦しか捉えることのできなかった、様々な表情をご覧いただき、瀬戸陶芸界に多大な功績を残した鈴木青々・加藤舜陶をより身近に感じていただければ幸いです。
※休館日に関しては、HPでもご確認いただけます。
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