瀬戸国際セラミック&ガラスアート 交流プログラム2020-2021招聘作家作品展
千年以上の歴史を誇る「せともの」で有名な愛知県瀬戸市は、陶土とともにガラスの原料である珪砂の産地でもあります。このような背景から、工芸文化の新たな展開を目指し、2000年から陶芸・ガラス分野において「アーティスト・イン・レジデンス」を開催してきました。今までに26か国68名の陶芸家・ガラス作家を招聘し、300点近い作品が瀬戸市美術館に寄贈されています。
今年度は、大阪府在住のガラス作家福西毅氏を招聘し、中国北京市在住のガラス作家杜蒙氏はオンラインで参加しました。福西氏は、ガラスで自然物を表現することに魅了されており、今プログラムで制作した《邂逅》シリーズは、水から蒸気が湧き上がる様子を、生命力溢れる曲線で表現しています。杜氏は、自身の思い出を記録する作品を制作しています。そこには、ガラスで永遠に閉じ込められたノスタルジックな姿があり、私たちの思い出がいかに脆く儚いものかを考えさせられます。
本展では、両氏がプログラム期間中に制作した作品を展示します。
所在地:愛知県瀬戸市西茨町113-3 瀬戸市文化センター内
電話:0561-84-1093