常設展「収蔵 臼井 薫 写真展」
11年前に瀬戸市美術館にて企画展を開催しました臼井薫先生の写真作品100点を、今年度新しく収蔵する運びとなり、常設展内にコーナーを設けて30点ほど展示しています。写真には昭和30年代の瀬戸の人々や、窯屋が建ち並ぶ趣きある風景が生き生きと写し出されています。
<臼井 薫 略歴>
1916(大正5)年 12月12日名古屋市に生まれる
1933(昭和8)年 パーレツト単王購入
1934(昭和9)年 小倉早苗氏に手ほどきを受ける
同氏の薦めにより写真雑誌「フォトタイムス」を講読、田村栄先生の論評が写真生活の基となる
1935(昭和10)年 この年写友4人で名古屋素人写友会を創設(長村秀吉、木全鉄次郎、服部梓、臼井薫)
1937(昭和12)年 香風写真研究会と改称する(前記4人と石井平市、寺西清一、神戸福男、栗田恵之助、高木義男、山内こうじ、武田岬他、師は成田春陽、小此木光也先生)
1940(昭和15)年 岐阜県各務原飛行第2戦隊に入隊、写真技術5ヵ年習得、のち中支南京、徐州から朝鮮京城にて終戦
1947(昭和22)年 帰還後猛然と芸術写真再開
1950(昭和25)年 香風写真研究会再開(師海部誠也先生、石原末吉、初田誠也、林博三、酒井達哉、森忠男、岡田守魚、臼井薫)
ドイツローライ年鑑入賞
1950(昭和25)年~ これより5年間、アルスカメラ誌土門月例に於いて年度賞3回入賞。以来土門拳先生に師事する
1951(昭和26)年 北羊社創立(河田重雄、菱田錦之丞、手代木清七、詫間喬夫、田中博、小倉皜、臼井薫、臼井一夫、丹羽鈴男)
1952(昭和27)年 集団35創立(臼井薫、詫間喬夫、東松照明、斉藤良吉、北浦和夫、田中博、三田村茂)
1953(昭和28)年 近代フォト創立、会長となる。臼井薫、丹羽鈴男、臼井一夫、斉藤一孝、沢田義明、他18名にて旗揚げ、50年間続いている
1956(昭和31)年~ フォトアート誌土門月例に於いて年度賞5ヵ年連続第1位受賞
1959(昭和34)年 二科会写真部会友推挙
1961(昭和36)年 スウェーデンより世界の写真家7名に選ばれ表彰を受ける
1964(昭和39)年 二科会会友努力賞
1966(昭和41)年 二科会会友努力賞
1967(昭和42)年 二科会会員推挙
1972(昭和47)年 「アルセーヌ・ルパン」がアメリカポピュラーフォトグラフィー誌に掲載される
1982(昭和57)年 ベス単写真作家集団設立、代表となる
1990(平成2)年 二科会写真部中部地区委員任命
1992(平成4)年 ボケ単写真協会設立、代表となる
1993(平成5)年 東京都写真美術館の要請により、土門リアリズム時代の作品15点納入、29点を寄贈する
1995(平成7)年 平成6年度愛知県芸術文化選奨受賞(愛知の写真家第一号)
1999(平成11)年 二科会写真部本部委員任命、東海テレビ文化賞受賞
2010(平成22)年 逝去
※20名以上の団体は( )内の入館料
※中学生以下・65歳以上・妊婦・心身障害者は無料
〒489-0884
愛知県瀬戸市西茨町113-3 瀬戸市文化センター内
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