国立美術館巡回展 日本の現代陶芸-伝統と新風の精美-
本展は、「国立美術館巡回展」として地域の鑑賞機会の充実を図るとともに、近現代美術振興に資するため開催します。
明治時代以降、日本の陶芸は、近代窯業技術の受容や万国博覧会への出展などを通して量産陶磁器生産が促進されていく一方で、個人作家としての意識が萌芽し作者の独創性を発揮した個性的な作品の創造を目指す動きへと連なっていきます。そして、桃山陶芸の復興や中国古陶磁の研究・再現、民藝運動の展開、戦後の伝統的あるいは独創的な表現、そしてより自由な造形表現の「オブジェ」への取り組みなど、世界に類を見ない多種多様な展開を遂げ、今日の発展へとつながっています。
本展では、こうした日本の現代陶芸の伝統と新風が織りなす精美な様相を、東京国立近代美術館及び京都国立近代美術館の多数の所蔵品の中からわが国を代表する珠玉の作品108点によって紹介します。
※初日は午前11時開館
※( )内は20名以上の団体
※中学生以下・心身障害者・妊婦・65歳以上の方は無料
「日本の現代陶芸-その歩みと展開-」
講師:唐澤昌宏氏(東京国立近代美術館工芸課長)
11月3日(木・祝)午後1時30分~3時
瀬戸市文化センター文化交流館22会議室
参加費/無料
当館学芸員による作品解説を行います。(要入館料/申込不要)
10月29日(土)午後1時30分~
11月 6日(日)午後1時30分~
独立行政法人国立美術館、愛知県教育委員会、瀬戸市、財団法人瀬戸市文化振興財団
〒489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3 瀬戸市文化センター内
TEL/0561-84-1093 FAX/0561-85-0415