瀬戸信用金庫アートギャラリーは、主に瀬戸信用金庫が所蔵する作品の展示や地域の作家を中心とした企画展の開催を通じた地域の文化・芸術への貢献を目的に、瀬戸信用金庫発祥店舗のひとつである旧本町支店跡にこのたび開館しました。
アートギャラリー開館の記念企画展第一弾として、瀬戸信用金庫とも深い関わりをもつ北川民次を取り上げます。北川民次(1894~1989) は、静岡県に生まれ、
アメリカ、メキシコでの絵画制作に取り組まれた後、瀬戸市にアトリエを構え、瀬戸を題材とした作品などを制作した日本を代表する洋画家です。
瀬戸信用金庫では、昭和33 年(1958) から現在に至るまで、毎年製作するカレンダーの題材として北川民次の作品を採用しています。当初は、カレンダー用にその原画を特別に描いていただいており、これは瀬戸信用金庫の収蔵となっています。
本展では、このカレンダー用に描かれた原画と製作されたカレンダーを展示します。50 年以上にもわたり地元作家とともに歩んできた瀬戸信用金庫の取り組みをご覧いただけたらと思います。